アウトドアから防災を考える

アウトドアから減災を考える

私は、キャンプによく行くのですがキャンプの本質は、水道・ガス・電気などのライフラインが無い中で、いかに衣食住を快適に過ごすかがテーマです。そこで、今回はアウトドアから減災を考えるというテーマでお伝えしたいと思います。

この状況は災害時とよく似ていて役に立つ共通点もたくさんありますのでご紹介したいと思います。当然、季節によって使用する装備なども異なりますが今回は、季節は夏、公園をテーマにしていますので火を使わないということでご紹介いたします。

・携帯浄水器

まず大切なのが水です、今回ご紹介するのはミニ浄水器です。

池の水や川の水をろ過して飲料水にしてくれます。(ろ過後煮沸すると安心)

色んなメーカーが携帯浄水器を出していますので自分に合ったものを選択すると良いでしょう。お値段は3,000円~5,000円程度です。

・ファーストエイドキット

キャンプの時など家に置いている大きな救急箱をもって行きませんのでファーストエイドキット(携帯の救急ポーチ)をもっていきます、災害時も同様に役立つと思います。

中身は、市販のセットでは無くて自分に必要な物を別でそろえる方が良いと思います。

私が夏お勧めなのが、ポイズンリムバー(虫などに刺された時の毒貫き器具)、虫刺され用薬、虫よけスプレー等の虫対策などがお勧めです。

私は、バンソウコウ・腹痛薬・胃薬・風邪薬・常用薬・包帯・綿棒・等も入れています。

・マットと寝袋、枕

キャンプでよく使用するマット、クローズドセルと言われる折り畳み式のマットです。

値段も1,500円~とお手頃で、寝るときに屋外だと石などでゴツゴツしていて寝れない場合もありますし、避難所などでも床がフローリングなどの床板だと背中や腰が痛くなったりします。そこで活躍してくれるのがこのマットです。エアーマットに比べるとやや大きくはなりますが、破損による空気漏れの心配もありませんし座布団などの代用にもなります。

夏場は別として、寒い時期では寝袋も必要になると思いますし枕が無いと寝れない方は、アウトドア用のコンパクトになる枕なども準備しておくと良いと思います。

・蚊帳「カヤ」(虫などから体を守り睡眠がとれる)

最悪、夏で雨が降っていなければこのカヤがあれば寝ることは出来ます。

当然、蚊帳ですから蚊などの虫から守ってくれます。

先に紹介したマットなどと組み合わせるとさらに寝やすくなると思います。

・ソーラーランタン

ソーラー充電なので電池を使わず何度も使用可能で折りたためてコンパクトになるのでキャンプのみならず、避難袋に入れておいても良いと思います。

災害用のライトでは、手巻きで充電可能で携帯等も充電できるものもあります。

・ポータブル電源・モバイルバッテリー

私がキャンプに必ず持って行くもの中の一つがポータブル電源とモバイルバッテリーです。

ポータブル電源は、600Wのコンセントが使用可能なもの、モバイルバッテリーは、10,000ミリアンペアの物を2個持って行っています。

携帯や照明の充電用です。通常言われている災害時の72時間を基準にすれば外出時であればモバイルバッテリーが持ち運びできますので良いと思います。

もちろん、在宅避難であれば持ち運ぶ必要が無いのでポータブル電源の大型の1000Wの家電が使用可能のものでも良いと思います。

・携帯トイレ

トイレの無いキャンプ場や野営のキャンプ場で使っている簡易的なトイレ、折り畳み式でコンパクトな物なども販売しておりますので準備しておくと災害時にも使用可能です。

ここまでご色々ご紹介してきましたが、キャンプで使用している道具(ギア)などは、全て災害時でも有効に使えると思います。

自然の中は、ライフラインが無い状態なので災害時と同じなのです。

少しでも参考になればよいかと思います。