鍵のシリンダーをチェックしましょう
住まいのトラブルバスター2015年03月01日放送内容です。鍵のシリンダーをチェックしましょう。
シリンダーとは、カギを差し込んで回す部分を指します。
差し込む鍵の鍵山や溝の形で、一致する鍵と異なる鍵を識別する構造になっています。
鍵は、鍵ケースとシリンダーから成り立っており、両方の防犯性能を高める事が需要です。
ピッキングとは?
ピッキングとは、鍵を使わずに、又は鍵を壊さずに、ピック(開錠する工具)等を使用して鍵を開ける(開錠する)事を言います。
ピッキングされやすい鍵のキー種類とは?
ディスクタンブラーキー
既に生産も販売も終了/かつては住宅用のカギとして多く普及したモデルです。ピッキングの被害が最も多いタイプの鍵で防犯性能が低いため現在では生産も販売も終了している鍵です。
単列タンブラーキー
南京錠や自転車カギでは今でも使われているカギ。但しピッキングはしやすい日本ではディスクシリンダータイプが住宅用で使われている事が多かったが、諸外国ではこのピンシリンダータイプ多いそうです。
ピッキング対策がされているカギに使われているキーの種類
ロータリーディスクタンブラーキー
現行品で安価で安全と言われているカギ。集合住宅ではよく使われています。ロータリーディスクシリンダー型の鍵をピッキングするというのは、非常に難しいとされています。
この理由となるのが、内部のタンブラーと制御棒が噛みあっているかを判断する事が難しいためです。手から伝わる感覚だけを頼りに鍵を開くピッキングでは、正しく合致しているかどうかを確認する手段はありません。そのため、ロータリーディスクシリンダーキーはピッキングに強いとされています。
ディンプルキー(多列ピンタンブラーキー)
現在、分譲マンションや戸建てなど、一定水準以上の安全性が確保されたカギ。カギの種類でいうならピンシリンダー錠の進化型という認識になります。
特徴としてはキーに溝と一緒に刻まれた丸穴の数々。こうした穴がついているキーはメーカーを問わず、ディンプルキーないし、ディンプルタイプと言います。一般にピッキングは比較的難しいと言われるが、その後対応した器具も工夫され、ピッキング開錠は可能になっています。