防災チェックリスト
住まいのトラブルバスター2016年08月28日放送内容です。
建物の倒壊の4つの原因
地震で倒壊した家の原因はたった4つだけです。
減災について|地震が起きる前のチェックポイント
”減災”とは、災害による被害を、できるだけ小さくする取り組みです。内閣府では防災情報として「減災のてびき」というページを用意しています。「減災のてびき」には「やればできる!減災」をテーマに「今すぐできる7つの備え」を紹介しています。地震、津波、台風、洪水など、待ったなしでやってくる自然災害に、地域みんなの力を合わせて立ちむかうために、どのような「備え」をすればよいのか、ぜひご一読ください。
1.家族で話し合っていますか?
集合場所を決めておく
ハザードマップ(防災・生活マップ)等で事前に避難場所を決めておきます。
避難場所まで歩いてみる
自宅から非難場所まで実際に家族で歩いてみて、災害時に危険なもの、災害時に役立つ地域資源(公園・緑地など)や避難場所を町内のみんなで一緒に歩き回って点検し、地域のことを知り課題を検討しましょう。
災害で危険な物
- 道路沿いに、・転倒、落下しそうなものがあるか
- 近くに、う回できるルートがあるか(通行不可の場合)
- 老朽化した木造建築物が密集しているか(火災の発生)
- 高層建築が道路沿いに立ち並んでいるか(落下物の危険性)
- 高い崖、古く壊れそうな塀があるか(倒壊の危険性)
連絡方法を決めておく
災害発生時に被災地では通話がつながりにくい状態になります。遠方の親戚の連絡先を家族で共有しておきその親戚に連絡しましょう。
災害用伝言ダイヤル171を活用しましょう。
「災害用伝言ダイヤル」(NTT東日本)
2.家の危険個所をチェックしていますか?
玄関、廊下の注意点
玄関、廊下にはもの(もの)を置かず、避難口を確保しましょう。
寝室の注意点
寝室に極力家具を置かず、寝ている側に倒れてこないよう位置を工夫しましょう。また、ドア付近にも家具を置かず、重い物は下に入れること。
台所の注意点
- 食器棚の固定と食器棚の飛び出し防止措置をする。
- ガラス戸には、飛散防止フィルムを貼る。
- 観音開きの扉には、止め金具を付ける。
- 電子レンジや冷蔵庫は固定する。
リビングの注意点
- テレビ、ピアノを固定する。
- 吊り下げ式の証明器具はチェーンで固定する。
- ストーブは、耐震装置が付いているものを仕様する。
家の外の注意点
- 屋根瓦など落ちない様に補強する。
- プロパンガスボンベを固定する。
- 植木鉢、プランターを落ちないようにする。
- ブロック塀を補強する。
3.備蓄品や非常持ち出し品を準備していますか?
災害発生時は、食料や日用品の購入が難しくなります。備品を準備し持ち出せるようにしておきましょう。目安は7日分がポイントとなります。
過去の大地震経験者から学ぶ「被災時にあってよかったもの」
断水が起きた為、生活用水やトイレ飲食用お水で困った人が多くいました。水の備蓄はもちろん、水を運ぶポリタンクや台車、身体をふくウエットティッシュが特に役立ったと言われています。
停電やガスの不通によって、食事や家族間での連絡で困った人も多くおり、懐中電灯や携帯ラジオ、携帯電話用充電器、乾電池、卓上コンロも重宝されました。さらに女性については、生理用品などの備蓄も役立ったと言われています。自分そして家族の性別や年齢を考慮し、必要な備蓄を行いましょう。