2019年10月6日「台風後の災害対策」


先日の台風15号では千葉県を中心に「電力の復旧」に時間がかかったり、ブルーシートや建設業界の人手不足などの様々な出てきましたね。放送を聞いている方でも大変な思いをされた方たくさんいるのではないでしょうか?
収録番組なので情報が多少古い部分もあるかもしれませんが、今回の台風の教訓をしっかり考えていきたいと思います。
今週は「台風後の災害対策」というテーマでお届けいたしました。

■ 知っとこワード
今週の知っとこワードは「TEC-FORCE(テックフォース)」でした。
テックホースとは「緊急災害対策派遣隊」という意味で、地震・水害・土砂災害・等の大規模自然災害に対応するために被災自治体等が行う被災状況の迅速な把握、拡大防止、被災地の早期復旧、等を行うことを目的として国土交通省に設置されたものです。

■ 台風後の災害対策
台風15号は、今までの土砂崩れや水没ではなく、強風による屋根が飛ばされたり倒木、電柱が倒されるなどの風による被害から電気が遮断され、復旧に時間が掛かりました。
●通信:防災行政無線が機能しなかった。アンテナ破損やバッテリー切れで使用できなかった。電話は船舶型基地局が投入されました。

●下水道:停電によりポンプの電源が使えないため多くの地域に影響を及ぼした。

●ブルーシートの問題;3000番台以上のブルーシート以上を基本的に使用3000番台以下のものは防水性や耐久性が劣るため注意が必要。
悪質な業者も出てきており逮捕者も出ています。変だと思ったら警察に連絡をしてください。
ボランティアに関しては費用は掛かりません。社会福祉協議会に確認を取ってみるのも一つの方法です。

●倒木:山武杉の「溝腐病」等が発生しており木が7m~8mで折れやすい状態になっていて折れた倒木により断線などが発生して停電を引きおこしていた。林業の人手不足の問題等が表面化しました。

●農林水産業の被害:農作物の被害316憶2千万円・農地及び農業用施設7億5千万円・林野関係13憶6千万円・水産関係12憶9千万円で合計約350億円の被害が出ています。

★今後は減災を考慮して事前の準備をしておくことが大事です。行政・企業・住民の災害時の連携はもちろんですが各個人も自らを守る意識を持ち台風等の災害に備えることが大切だと思います。私は九州の出身ですが九州に同じ規模の台風が来た場合はこれほど被害は拡大していなかったと思います。九州は台風が非常によく上陸する場所なので住民の方も台風に対する意識が高く瓦も強風で飛ばないように瓦止めや、防災瓦等に変更し対策を取っています。今後は日本全国どの地域でも台風や水害等の対策を行い事前にそな得ることが重要です。ハザードマップ等を確認して是非いろんな災害に対しての備えを心がけましょう。