2020年3月15日「親の虐待を考える」放送後記
皆様、こんにちは!
コロナが流行っていますけど大乗でしょうか?
今週は「親の虐待を考える」というテーマでした。
最近「ネグレクト」言う言葉を耳にします。
ネグレクトは、一般的に子どもの虐待などを意味しますが、実は、高齢者や障がい者などの社会的弱者に対して必要な必要な介護や世話などを行なわない行為のことで保護者や介護者としての義務を放棄しており虐待の一部で法律で禁止されています。
ネグレクトは、最悪の場合、相手を死に追い込みます。
命を落とさないにしても、身体的、精神的な障がいを残したり、人間不信に陥ったり社会に参加するきっかけを奪ったりします。
人生に大きな影響を与えますのでやってはならない行為だと私は思います。
児童虐待について厚生労働省のデーターを見てみると、平成2年の時は1101件、平成29年では133,788件と約120倍に増加しています。
今年、4月から施行される「改正児童虐待防止法」と「改正児童福祉法」さらに、虐待児童保護所である「一時保護所」について考えてみました。
改正法のポイントは、1、親は「児童のしつけに際して体罰を加えてはならない」。
2、自動福祉施設の施設長らによる体罰も禁止。子どもを戒めることを認めた民法上の「懲戒権」も施工後2年をめどに検討するそうです。
3、子どもの一時保護をする職員と親への支援を行う職員を分離し迅速な保護につなげる。
4、医師と保健師をそれぞれ各児童に1人以上配置する。
5、学校や教育委員会、児童福祉施設に対して守秘義務を果たす。
野田市女児死亡事件では、暴行被害を訴えた女児のアンケートを教育委員会が父親に渡していたことが問題となりましたね
虐待は命に係わることもあります。虐待されている子どもは逃げることが出来ません、親しかいないのです。
おやにしがみつくしかないのです。親の方も虐待していることに気づいていない場合もあります。
やはり第三者が気づき助けてあげることが必要だと思います。
児童相談所虐待対応ダイヤル「189(いちはやく)皆様の是非覚えておいてください。
虐待をする保護者たちの多くが、子育てや家庭の悩み、葛藤を一人で抱え込み、苦しみ続けています。
子育ての方法が分からない。親族や地域社会からの孤立。夫婦関係の不和、配偶者からの暴力など
親戚や近隣に相談することが出来ずに、ストレスとしてつい必要以上に子どもを叱ったり、たたいたりしてしまう事があります。
子どもへの虐待はこのような子育ての不安、家庭の悩みから始まることがよくあります。
昔は、3世代が一緒に暮らしている家が多かったですが現在では核家族化が増え、近所との関わりも薄れてきていますので虐待もこうした家庭環境によって増えているのかもしれません。
虐待を受けている子どもの特徴など本編でお話していますので是非、ポッドキャストで聞いてみてください。